2009年07月10日

「力愛不二」の思想

最近、書店に立ち寄り、新書本をみると『〜の力』とかいった力を表に出した本をよく目にします。私個人のブログでは、「これなら『ウコンの力』とかってタイトルの本も売れるだろうな」などと皮肉っていましたが…。

無論、力がなければ物事は動きません。これは明らかでしょう。だが、その方向を誤ればいかになるか? それこそ力の暴走などつながりかねない。暴慢で鼻持ちならない、殺伐としたものに変化する危険性を胚胎するわけであります。

少林寺拳法では、「力愛不二」の思想を説いています。先に述べた力の一方で、それと表裏一体である「愛」。それらを一体として体現しているものが少林寺拳法であります。

「力」と「愛」どちらが勝るものでもなく、どちらも欠かさざるものであります。然るに、現実社会を見ると、「力」か「愛」か、どちらかに偏っているきらいがなくもありません。

大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続は上杉家家老として、時に権力や武力による、果断な処置も行っています。一方で領民、家族に対しても、愛情をもって接しています。それを体現したものが「愛」の前立の一面であるのかもしれません。
直江兼続のこうした生き方も、ある意味では「力愛不二」の体現といえましょう。
posted by 626期生拳士 at 10:26| 熊本 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 少林寺拳法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

当身の五要素

当身というと、相手を一撃で失神させるというイメージがある。これはけして不可能ではないのだが、熟練を要する。
少林寺拳法では、そのポイントを5つに分けて解説している。

今回学んだ中で、当身の「角度」について認識を新たにした。
というのも、水月(ミゾオチ)の急所に当てる際、普通の体格なら通常の突きで通用するだろう。
しかし、体格のいい相手の場合、押し下げるように打ったほうがいいことを身をもって知った。今日の練習で、まともにくらってしまい、膝ががくっと来るほどの衝撃だった。

他にもあと4つの要素があるが、それは機会を改めて紹介したい。
posted by 626期生拳士 at 21:45| 熊本 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 少林寺拳法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月19日

少林寺拳法の旧跡

少林寺拳法は、創始から60年余りと、世間一般から見る、いわゆる武道の中では「若い」存在である。

IMG_0373.JPGその歴史の中で、はずせない存在が京都の法輪寺である。通称「だるま寺」という。開祖が創始間もないころ、当時の法輪寺住職・後藤伊山老師の知遇を得て、京都別院が寺内に設けられることとなった。

IMG_0374.JPG現在、別院は設けられていないが、敷地内には発祥の地であることを示す石碑が建っている。
posted by 626期生拳士 at 09:11| 熊本 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 少林寺拳法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月20日

追い撃ちの持つ意味

少林寺拳法では、相手の関節を極めて動けなくした後でも、追い撃ちに当身を入れる。これはスポーツというよりはむしろ、護身の技術としては然るべきであろう。

格闘技やスポーツなどで、倒れた相手に追い撃ちをかけようものなら、たちまちレッド・カードを挙げられてしまう。だが、護身の現場においては相手が一時的に痛みで屈服しても、万一気を抜こうものなら、反撃を受けてしまう。

普段の法形の練習において、残心が疎かになることが多々あるが、これは十分に反省しなければならないところである。

「画竜点睛を欠く」とは陳腐な言い回しであるが、肝に銘じておかねばならない。これは法形の練習に限らず、日々の仕事や生活においても気をつけておきたいものである。
posted by 626期生拳士 at 13:06| 熊本 | Comment(0) | TrackBack(0) | 少林寺拳法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月30日

少年部大会



先日の日曜日、少年部の大会が玉名であった。
わが支部道院からも結構多く出場して、日ごろの成果を存分に発揮したみたいでよかった。
中にはメダルを頂いた子もいたようで、励みになると思う。
posted by 626期生拳士 at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 少林寺拳法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

鎮魂行と呼吸法

鎮魂行では、いわゆる瞑想だけでなく、呼吸法も同時に行うのだが、少林寺拳法のそれはある種独特の呼吸のリズムがある。
最近、図書館から借りてきて読んだ本の中に「調和道丹田呼吸法」という本があり、その呼吸とよく似ていたのだ。意外と開祖が参考にしていたのかもしれないと思った。
posted by 626期生拳士 at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 少林寺拳法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月24日

2週間ぶりの参坐

今日は2週間ぶりに参坐した。久々の道院の空気はいい。ただ、夏がいよいよ迫っている上、雨が降りしきるために蒸し暑かった。

今日は最初、子供たちの指導を行い、後からは自分の練習をした。例によって、運用法をおこなった。フェイスガードの密閉度によって、酸欠になりかけてしまった。
posted by 626期生拳士 at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 少林寺拳法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

副読本について

我が家に「毛主席語録」という一冊の小冊子がある。かの文化大革命当時、中国人民は一人一冊は必ず持っていたという小冊子だ。内容は毛沢東が折に触れて述べた言葉を収録したものだが、これを当時では暗唱させられたという。

ところで、少林寺拳法でも副読本がある。今では試験などの時にしか読まないと思うのだが、開祖の遺した教えを身近にするためにも、開祖語録や「教典」と併合して、パスポートくらいのサイズにして、それこそ毛主席語録のような感じで作ってはどうだろうかと思った。こうすれば、持ち運びにも便利だし、試験前にあわてて「一夜漬け」なんてなる前に、日ごろから頭に教えが入り込む。如何なものだろうか。
タグ:少林寺拳法
posted by 626期生拳士 at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 少林寺拳法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月03日

開祖の危惧

開祖が生前よく、「現代は昭和の初めになりつつある」と警鐘を鳴らしておられたが、こういう新聞記事をご覧になったらきっと仰天されることだろう。東京新聞の記事から以下を抜粋した。

「自分は今でも戦争を求めている」。赤木智弘さん(32)は、きっぱりと言った。「戦争で死ぬのと経済的理由で死ぬのは、自分にとって同じこと。今のままでは、どうせ寿命はまっとうできない」

 栃木県佐野市のファミリーレストラン。昼下がりの店内には女性のおしゃべりが響き、窓の外は買い物客が笑顔で行き交う。

 年収約百五十万円。地元のコンビニで働く赤木さんは一昨年暮れ、「31歳フリーター。希望は、戦争。」という論文を月刊誌に発表した。「非正規労働者がはい上がれない社会が続くのなら、戦争で大勢の正社員が死なない限り、自分は正社員にはなれない」。極論を真っ向から世間に突き付け、多数の知識人らから「格差社会の不満のはけ口に戦争を希望するとは暴論」などと批判を浴びた。

 一九九六年にコンピューター専門学校を卒業したが、バブル崩壊後の就職氷河期で職に就けなかった。一、二年のつもりで始めたフリーター生活は十年以上に。実家暮らしだが「年老いた父親が働けなくなれば、生活の保障はない」と言う。

 過酷な人員削減を経て、産業界は戦後最長の好景気に転じても非正規雇用を増やし続けた。今や労働者の三人に一人が非正規。格差と不安が急速に広がる。

 神奈川県相模原市の派遣社員斉藤要さん(24)は、インターネットで赤木さんについて論じ合う「掲示板」を主宰する。派遣先企業での仕事はホームページデザイン。月給十四万円で昇給はない。

 昨年、掲示板のメンバーと会合を開いた。「おまえはまだ恵まれている。オレなんか…」と、貧困を嘆き合う場になったという。「今の生活から抜け出そうとしても、皆どうしていいか分からない。自分も、ある会社の面接で、携帯電話を持っていないだけで落とされた。『いっそ戦争でも』と思ってしまう」。斉藤さんは伏し目がちに語った。

 「赤木さんは被害者意識が強いと思う」

 団塊世代の大量退職で空前の売り手市場といわれる中、就職活動に飛び回る東京都の法政大四年、西正光さん(21)は続けた。「でも自分も同じ境遇だったら、『世の中がひっくり返ってほしい』と考えるかもしれない」

 西さんが、赤木論文で共感したくだりがある。貧困にあえぐ人たちに「世間は『努力が足りないからだ』と嘲笑(ちょうしょう)を浴びせる」−。

 西さんはある食品メーカーに応募書類を送った時、一橋大四年の友人と志望動機などを一字一句同じに書いたら、友人にだけ面接通知が来た。「安定した地位にいる人が口にする『努力』って、一体何だ?」と思った。

 「今の好景気で正社員になれた学生も、人件費を削るうまみを知った企業には将来のリストラ候補」と赤木さんは断じる。「だから『一部の人間を犠牲にするような社会体制に変化を』と呼び掛ければ、正社員の彼らも分かってくれるはず」と言う。

 極論の奥に渦巻く世の中への反発と絶望。二極化する社会で息苦しさがいっそう増す。


もちろん、就職氷河期世代のみんながそういう考えとはとても思えないが、心に引っかかるものがあったので引用した次第。
タグ:少林寺拳法
posted by 626期生拳士 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

リニューアルされた「会報」

少林寺拳法の会報が先月から誌面をリニューアルしてリリースされた。ビジュアル的にも、広い世代をターゲットとしているな、というのは伺えた。
だが、ちょっと内容が薄くなった気がしないでもない。広いターゲットに訴えかけようとするのはわかるのだけれども。万人受けするのを作るのは確かに難しいかもしれないが、「三人寄れば文殊の知恵」とも言う。少林寺拳法に縁があるすべての人で作り上げていく姿勢で臨み、あとはきちんと実行すればきっといいものができると思う。
posted by 626期生拳士 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 少林寺拳法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする